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神経原繊維変化型認知症 SD-NFT
- 神経原線維変化型老年期認知症(SD-NFT)
- 高齢者認知症の約5%程度.
- 後期高齢者に孤発性に発症し,緩徐進行性の認知症を主徴とする
- 初期には記憶障害が主体であり,他の認知機能や人格は比較的保たれる(MCI段階).
- 記憶障害が非常に緩徐に進行した後,失見当識や他の認知機能障害があらわれる(認知症段階).
- 頭部CTやMRIでは海馬領域の萎縮や側脳室下角の拡大がみられ,Alzheimer型認知症 ADとの鑑別が必要
- アミロイドイメージングはADとの鑑別に有用
- アミロイド陰性例の中に本症は含まれる.
- 病理学的には,海馬を中心に多数のNFT認める(新皮質にはまれ).
- 老人斑はほとんどみられず,脳血管へのアミロイドβの沈着もAlzheimer型認知症 ADより有意に軽度
- まれにせん妄,錐体外路症状が出現する
dz/ndd/sdnft.txt · 最終更新: 2022/10/10 by admin