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レビー小体型認知症 DLB
- DLBは認知症がパーキンソニズムの前か同時に出現した時に診断する- PDD(PD with dementia)は明らかなパーキンソン病の経過中におきた認知症を記載するために用いる
- いずれも Lewy body disease(LBD)で,一連のスペクトラムの疾患と考えられる
 
- パレイドリア:雲の形が顔に見えたり,シミの形が動物に見えたりする
- 人物誤認症状をしばしば伴う1)- Capgras徴候:カプグラ症候群.身近な人が「うり二つの替え玉」に入れ替わっているという妄想
- Fregoli徴候:見かけは他人だが,中身は家族だという(Capgrasの逆)
- 重複記憶錯誤:「妻が3人いる」など
- 幻の同居人:「誰か招かれざる客が家の中にいる」というような内容の妄想
- 単純人物誤認:息子と夫とを間違えるなど
 
検査
- 指標的バイオマーカー,支持的バイオマーカーがある2)- DATscan,MIBG心筋シンチに加え「PSGでの筋緊張低下を伴わないレム睡眠」も指標的.
 
- FDG-PET を用いた研究で,DLB では AD と異なり後部帯状回の糖代謝が保たれる,いわゆる cingulate—island sign(CIsign)を認めることが知られている3)
| 指標的 | SPECT,PETで示される基底核ドパミントランスポーター取り込み低下 | 
| MIBG心筋シンチグラフィでの取り込み低下 | |
| 睡眠ポリグラフ検査における筋緊張低下を伴わないレム睡眠 REM sleep without autonomia | |
| 支持的 | CT/MRIで側頭葉内側が比較的保たれる | 
| SPECT,PETによる後頭葉の活性低下を伴う全般性の取り込み低下 | |
| 脳波上における後頭部の著明な徐波活動 | 
Tips
- 交感神経節後,胸髄中間外側核において PαSyn染色で病変を認める- 自律神経症候との関連が示唆されている