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ツツガムシ病

  • 4類感染症の全数把握疾患であり,診断した場合には直ちに届出
  • 潜伏期は5∼14日
    1. 発熱:典型例では39℃以上の高熱を伴って発症
    2. ダニの刺し口;皮膚に特徴的
    3. 数日で体幹部を中心に発疹
    • 「発熱,刺し口,発疹」の3徴はおよそ90%以上でみられる.
  • 患者の多くは倦怠感,頭痛を訴える
  • 患者の半数には刺し口の近傍所属リンパ節〜全身リンパ節腫脹を認める.
  • 治療が遅れDICを起こす場合は致死率が高い.
  • 春〜初夏,秋〜冬に2つの発生ピークがある
    • タテツツガムシ,およびフトゲツツガムシは秋∼初冬に孵化(関東から九州地方を中心に多くの発生)
    • フトゲツツガムシは寒冷気候に抵抗性であり,一部が越冬し融雪とともに活動を再開するため,東北・北陸地方では春∼初夏にも発生する(この地域ではこの時期のほうが秋∼初冬より患者が多い)
  • ツツガムシ病は北海道,沖縄など一部の地域を除いて全国で発生がみられ,春∼初夏と秋∼初冬の2つの発生ピークがみられる.
dz/id/tsutsugamushi.txt · 最終更新: 2022/10/07 by admin

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