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med:aed

抗痙攣薬

  • 分類不能てんかんではレベチラセタム,ラモトリギンを検討する
    • 25 歳未満で発症した分類不能発作は,全般発作として治療
    • 25 歳以降で発症した分類不能発作は,部分発作として治療
      • 特発性全般てんかんは,25 歳以上の発症は稀であることから
  • めまい,眠気の副作用は全ての抗痙攣薬に共通
  • CBZはJMEを悪化させるため使用しない
    • CBZ,GBPはいずれも部分発作で用いる.全般発作には使用しない.
  • VPAとカルバペネム系抗菌薬は併用禁(VPAの濃度が大きく低下する)
  • CBZ,VPAは低ナトリウムの原因になるが,PHTはむしろSIADH治療に使うことがある(?)
  • PB,PHT,プリミドン,CBZなどの抗てんかん薬投薬例では新生児頭蓋内出血が24時間以内に生じることがあるので,母親は出産1∼2週間前からビタミンKを内服する
部分発作第1選択薬
CBZ カルバマゼピン 電位依存性Naチャネル阻害
LTG ラモトリギン 電位依存性Naチャネル阻害
LEV レベチラセタム SV2A結合
ZNS ゾニサミド Naチャネル阻害,Caチャネル抑制,GABA増強
TPM トピラマート Naチャネル阻害,Caチャネル抑制,GABAA増強
部分発作第2選択薬
PHT フェニトイン 電位依存性Naチャネル阻害
LCM ラコサミド Naチャネル阻害
PER ペランパネル AMPA受容体阻害
PB フェノバルビタール GABAA-Cl−BZ受容体, Na・Ca チャネル抑制,グルタミン酸受容体阻害
CLB クロバザム GABAA介した抑制増強
CZP クロナゼパム GABAA介した抑制増強
VPA バルプロ酸 GABAA介した抑制増強, グルタミン酸を介した興奮阻害
GBP ガバペンチン Caチャネルに結合し伝達物質遊離調整
  • Naチャネル阻害薬(CBZ,PHT,LCMなど)では心伝導系異常,血圧低下に注意
med/aed.txt · 最終更新: 2022/10/08 by admin

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