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- ja
椎体と神経根のズレ
- 頸椎レベルでは,椎体間から「下の椎体高位に合致した神経根が出る」1)
- C1/2 椎体間から C2 神経根
- C2/3 椎体間から C3 神経根 …
- C6/7 椎体間から C7 神経根
- C7/T1 椎体間から C8 神経根 ※ここで「C8」という椎体に存在しないレベルがあるためズレる
- 胸椎以下では,椎体間から「上の椎体高位に合致した神経根が出る」
- T1/2 椎体間から T1 神経根 …
- T11/12 椎体間から T11 神経根
- T12/L1 椎体間から T12 神経根
- 腰椎でも同様に椎体間から「上の椎体高位に合致した神経根が出る」
- L1/2 椎体間から L1 神経根
- L4/5 椎体間から L4 神経根 (※注:傍正中ヘルニアでは L5 圧迫)
- L5/S1 椎体間から L5 神経根 (※注:傍正中ヘルニアでは S1 圧迫)
頸椎椎間板ヘルニアで圧迫する部位
- 頸椎の椎間板ヘルニアは,素直に「椎体間から出てくる神経根」を圧迫する
- つまり C5/6 椎間板ヘルニアでは,C6 神経根障害
腰椎椎間板ヘルニアで圧迫する部位
- 腰椎のヘルニアは圧迫の仕方で障害高位が変わるため要注意(ややこしい)
- 腰椎の傍中心型のヘルニアでは「椎体間から出てくる神経根」を圧迫するのではなく,一つ下の椎間から出るものを圧迫する(多い)
- たとえば L4/5 傍正中型ヘルニアでは L5神経根障害となる
- 腰椎の外側型のヘルニアでは「ちょうどそこで出る神経根」を圧迫する(稀)
- たとえば L4/5 の外側ヘルニアでは L4神経根障害となる
1)
C1神経根だけはC1椎体の上,後頭骨の下から出る