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Guillain-Mollarret triangle
概要
- いずれかの部位の障害で軟口蓋ミオクローヌスをきたす
- 模式図 radiopaedia
- ギランモラレ三角1)
- 小脳歯状核だけ逆側
- 右小脳歯状核 ⇒ 左中脳赤核 ⇒ 左延髄下オリーブ核 ⇒ 右小脳歯状核
- 左小脳歯状核 ⇒ 右中脳赤核 ⇒ 右延髄下オリーブ核 ⇒ 左小脳歯状核
- ギラン・モラレの三角ループのどこかが障害されると,下オリーブ核の仮性肥大をきたす
- 神経細胞は突起が太く不整に伸びる
- その周囲では肥はん型アストロサイト(画像)が増生し髄鞘も減少する
遅発性軟口蓋ミオクローヌス
- 軟口蓋ミオクローヌス palatal myoclonus
- 軟口蓋の不随意的なリズミカルな収縮; involuntary rhythmic contractions of the soft palate
- 眼球・口腔咽頭・横隔膜のミオクローヌスを伴うこともある; sometimes accompanied by ocular, oropharyngeal or diaphragmatic myoclonus.
- 患者は一般に「カチカチ」という可聴音を訴える; an audible “clicking” sound
- 口蓋ミオクローヌスは睡眠中も持続することが多く,Movement Disorders の中では例外的.exceptional among movement disorders, because it often persists during sleep
- 橋出血や橋梗塞の後,数ヶ月ほどして生じる
- 「のどの違和感,飲み込みにくさ,耳鳴り」
- 軟口蓋振戦 palatal tremor と呼ばれることもある
- 片側病変であっても症状は両側性に観察されることが多い
参考文献
1)
小脳歯状核 ⇒ 反対側の赤核(中脳) ⇒ 赤核と同側の下オリーブ核(延髄) ⇒ 下オリーブ核の神経細胞が反対側の小脳歯状核に投射