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ステロイド性骨粗鬆症 GIO
- glucocorticoid-induced osteoporosis
予防・治療法
- UpToDate参照:
- 慢性的にステロイド治療を受けているか,3 か月以上の期間が予想されるグルココルチコイドを開始しているすべての患者:- カルシウムとビタミン D 補充を推奨 (グレード 2B,UpToDate)
- ほとんどの人は 毎日 1200 mg のCa, 食事とサプリメント,および毎日 800 国際単位のビタミン D
 
- 確立した骨粗鬆症(Tスコア≤-2.5または脆弱性骨折)のある50歳以上男性および閉経後女性:- グルココルチコイドを投与中または開始しようとしている場合はどのような dose,期間であろうと薬物療法を推奨(グレード 1B,UpToDate)- 第一選択はビスホスホネート製剤
- 臨床試験データがあるため,他の経口ビスフォスフォネートよりも毎週の経口アレンドロネートまたはリセドロネートが望ましい
- 静脈内(IV)ゾレドロン酸は,経口ビスフォスフォネートに耐えられない患者または投薬要件または経口療法への遵守が困難な患者で選択肢となりうる(本邦は現在,癌関連などに限った保険承認)
 
 
- T スコアが -1.0 ~ -2.5 の場合- 50 歳以上のハイリスク男性および閉経後の女性にグルココルチコイドを投与する場合,投与期間を問わず薬物療法を推奨 (グレード 2B,同上).- 骨折リスク評価ツール ( FRAX ) で計算された股関節または複合骨粗鬆症性骨折の 10 年確率がそれぞれ 3 または 20% 以上である場合はハイリスク群とみなす
 
 
- FRAX で計算された絶対リスクが上記閾値を下回る閉経後女性 or 50 歳以上男性- プレドニゾン7.5 mg/日以上または同等のものを 3 か月以上の予想期間にわたって服用する場合に薬物療法推奨 (グレード 2C,同上)
 
本邦GL2014推奨
- 「ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン 2014年に改訂版」- 日本人における数多くの臨床試験の成績から「骨密度を測定していなくてもステロイド性骨粗鬆症の治療介入をするべき基準」を示した- ステロイドを3か月以上服用または服用予定の患者:すでに骨折がある,65歳以上,プレドニン換算で1日に7.5㎎以上服用,骨密度がYAM(若年成人平均)70%未満のいずれかに該当する場合には薬物治療をすべき
- 50歳以上65歳未満,プレドニン換算で1日に5mg以上7.5mg未満服用している,骨密度がYAM70%以上80%未満のいずれか2項目を満たす場合も薬物治療推奨.
 
 
- 薬物治療の第一選択薬:- アレンドロネート(ボナロン・フォサマック),リセドロネート(アクトネル・ベネット)- 上記薬剤が何らかの理由で使用できない場合の代替薬として以下
- 遺伝子組み換えテリパラチド,イバンドロネート,アルファカルシドール,カルシトリオール