内科のメモ帳

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img:brain:globus_pallidus

淡蒼球障害

両側淡蒼球を犯す毒物・中毒症

  1. シアン化物中毒
  2. マンガン中毒
  3. トリクロロエタン(タイプライター修正液吸引)
  4. 窒素ガス
  5. コカイン・ヘロイン・MDMA・オピオイド

両側淡蒼球がTIWI高信号となる疾患

  1. 肝性脳症(T1WI高信号,T2では変化なし)
  2. Ca・P代謝異常(副甲状腺機能低下)
  3. 栄養障害
  4. HIV脳症
  5. 低血糖脳症
  6. 低酸素脳症(低酸素に非常に敏感)
  7. マンガン蓄積(IVH長期)
  • 両側淡蒼球病変としては生理的石灰化も多い
    • 松果体,淡蒼球,手綱交連,小脳歯状核は生理的石灰化が起こりやすい
  • 神経線維腫 I 型では NF 斑と呼ばれる T2WI斑状高信号を脳幹,小脳白質,小脳脚,基底核(特に淡蒼球)が生じ,その後TIWI高信号となる

参考文献

  • 神経内科疾患の画像診断第2版
img/brain/globus_pallidus.txt · 最終更新: 2022/10/07 by admin

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