目次

糖尿病性ニューロパチー

糖尿病性自律神経障害

DM性自律神経障害
対光反射の低下
心血管系 安静時頻脈,運動不耐症,晩期には起立性低血圧に至る.無症候性にQT延長や不整脈をきたすこともある.
消化器系 胃不全麻痺,交代性の下痢と便秘,晩期には括約筋不全で便失禁
泌尿器系 神経因性膀胱,性交障害(男性では勃起障害,逆行性射精,女性では膣分泌液低下)
発汗系 末端無汗症 ⇒ 下肢皮膚乾燥(とくに両踵部),代償で顔面・体幹は発汗過多となる
代謝系 無自覚性低血糖
腎交感神経 貧血(代償性エリスロポエチン反応低下)

腓腹神経病理

参考

1)
グルコースをソルビトールに変換する代謝経路. ⾼⾎糖にともない取り込まれるブドウ糖量が増えると解糖系経路だけでは処理しきれなくなり, 迂回経路を通過する.そのうちの1つ.
2)
神経内科ハンドブック
3)
麻生好正. 月刊糖尿病 2016/8 Vol.8 No.8