目次

効果の異質性

効果の異質性を考える意味

  1. 介入対象を絞って有限なリソースを活用する
    • 介入効果が大きいと思われる人に集中的にリソースを投下する
  2. 治療の予期せぬ効果を確認する
    • 平均効果としてはよくても,一部逆効果になっている人がいる.そういう人を落とさないためにも必要
  3. 格差への影響の検討に有用
    • 平均的には良くなっているが所得が多い人は非常に良くなっていて所得が低い人は変わっておらず,ということがあり得る.これではむしろ格差を拡大している.
  4. メカニズムへの理解が深まる
    • 特別に有効な層,そうでない層,むしろ逆効果な層を見ることでより見えてくるものがある
  5. 治療効果を高める方法への仮説生成
    • ある治療をより効果的にするとき,別の因子との合わせ技で劇的に効果が高まるということがありうる.そういう要素を確認する.
    • この結果は別の集団にも当てはまるか?

効果の異質性の評価方法

効果の異質性は差のスケールで