目次
Writing | 論文執筆
読みやすい文章
セクションの構成要素としてのパラグラフを意識する
AIの使い方
読みやすさの正体
Topic & Stress position
参考文献
Writing | 論文執筆
論文執筆ハック
Clinical Images
Case reports
論文執筆関連ガイドライン
わかりやすい画像
校正サービス
読みやすい文章
Communicationの目的を理解する
「何を伝えたいか」を主軸に構成を考える。
まずアウトラインを箇条書きでまとめていく(例:
IMRD
1)
)
アウトラインの骨組みができてしまえば,文章を肉付けしていくことは作業
論文指導者側も,とにかくアウトラインを何度も書いてもらい一緒に咀嚼する(メッセージを確認する)指導が良いかもしれない
#Introduction
目的:研究の重要性・新規性を伝える
研究対象の重要性
克服されなければならないギャップがある
この研究がそれを達成している
#Methods
#Results
#Discussion
セクションの構成要素としてのパラグラフを意識する
1 paragraph = 1 Argument
Argumentを重ねてメッセージを伝える.ゴールに無関係な情報は不要.
パラグラフの構成
1文目でズバッと Topic Sentence(≒Argument)を述べる
Support 1
Support 2
…
(まとめ & 次のパラグラフにつなげる)
AIの使い方
資料集め(情報の用意):ここでのAI使用は現在のところ推奨されない(2023)
アウトライン(骨組み):AIはあくまで補助的利用(メッセージの方向性が違う様になりがち)
文章化(肉付け):アウトラインに沿って英文を書かせる.非常にAI活用しやすい.
推敲(仕上げ):最終的な手直しは人間がやる必要あり
読みやすさの正体
1つ1つの情報が簡単に理解でき,文と文のつながりも論理的に明確
頭から終わりまで導かれるようにスラスラ読める,筆者のメッセージが伝わりやすい形が理想
読者の「期待」に応える
コンテクスト
2)
→ 細かい情報の順で情報を提供する
英語読者は,主語を見るとすぐに動詞を探す.話の行き先が見えないまま情報を重ねられても困る.
主語と動詞は近づけた方が良い.
アクションの主体を明確にする
動詞の名詞化 Nominalizations はなるべく避ける(単語が増える)
eg. The reduction of X by Y. ⇒ Y reduces X.
受動態の活用もなるべく避ける(弱く曖昧な文になる).
論理のフローの中で,前文のストレスポジションから引っ張ってきた言葉が目的格になる場合は使用するのも
意図をもって文をつなげる
関連するアイディアのつながりを強め,リズムを作る.
接続詞,関係代名詞,Punctuation(コンマ・セミコロン・コロン・ダッシュ)を使う
セミコロンの方が,ピリオドで区切るより「2つの文が繋がってる感」がある
センテンスの役割を意識し,端的なメッセージの文章を書く
繰り返しの文章を避ける
命懸けで単語数を減らす
nominalizations,受動態,慣用句,否定形(→能動形で否定語になる単語を使う)を避ける
“Many” is better than “A number of…”
“Because” is better than “Due to the fact that…”
Topic & Stress position
文中の情報の配置
コンテクスト(トピック) ⇒ 新情報(ストレス)
次の文章では前の文章のストレスポジションになったものを主語にして次の文を展開する.
バケツリレーのように,トピック ⇒ ストレス ⇒ トピック(前文のストレス) ⇒ …
Topic position (BEGINNING)
The patient
showed no change in symptoms.
The treatment
did not change the patient's symptoms.
Stress position (ENDING)
XXX is known as
YYY
.
参考文献
The science of scientific writing
1)
Introduction, Methods, Results, Discussion
2)
backgroud〜それまでにしていた話