目次
AMPC/CVA
適応
腎機能調整
注意点
参照
AMPC/CVA
アモキシシリン/クラブラン酸|Amoxicillin/clavulanic acid
通常用量:
AMPC
500 /CVA 250 mg(1回2錠) × 1日3回
1)
オグサワ:
AMPC
3錠 +
AMPC
/CVA 3錠(750mg/375mg) /日
2)
AMPC
にβラクタマーゼ阻害である CVA を配合(2:1)した製剤
βラクタマーゼ阻害により,MSSA・嫌気性菌,
H.influenzae
(BLNAR含む) に効果を有する
商品名:オーグメンチン®︎ 内服;点滴製剤では
ABPC/SBT
が概ね同等.
GPC
GNR
嫌気性菌
MRSA
MSSA
連鎖球菌
E.faecalis
E.faecium
腸内細菌
緑膿菌
ESBL
嫌気性菌
×
○
○
○
×
△
×
×
○
適応
ABPC/SBT
同様の広域活性があり,幅広い疾患で良い適応がある.
軽症の市中肺炎であれば内服オグサワで治療可.
副鼻腔炎,中耳炎など耳鼻科領域でも第一選択.
ヒト咬傷・動物咬傷後の内服薬としても第一選択.
腎機能調整
CrCl
1回投与量
投与間隔
30~
AMPC 500mg / CVA125 mg
8時間ごと
10~30
AMPC として 250-500 mg
8〜12時間ごと
0~10
AMPC として 250-500 mg
24時間ごと
HD
AMPC として 250-500 mg
24時間ごと(透析日は透析後投与)
注意点
CVA はかなり下痢の副作用が多い(オグサワ処方が好まれる理由).
参照
サンフォード感染症治療ガイド2020
1)
※保険用量:AMPC250/CVA125mg錠 1日3~4回‥年齢・症状により適宜増減
2)
1500mg の AMPC に対して相対的に CVA を減らした処方