目次
ジスキネジア
分類
治療法
ジスキネジア
dyskinesia
分類
パーキンソン病
における L-dopa誘発性ジスキネジア
peak-dose dyskinesia: L-dopa血中濃度高値時におきるジスキネジア
diphasic dyskinesia: L-dopa血中濃度下降時にもおきるジスキネジア
精神病薬使用後の遅発性薬剤性ジスキネジア
オーラルジスキネジア
治療法
パーキンソン病
における L-dopa誘発性ジスキネジアにおいては以下の選択を取る
1)
L-dopaの一回投与量を減量する
MAO-B,COMTi,イストラディフィリンを減量(いずれもジスキネジア誘発作用があるとされる)
L-dopaの総投与量を減量する(offが出る場合にはドパミンアゴニストを加える)
上記にて対応できない場合,アマンタジンを 300mg/day あたりまで追加検討する
以上で対応できない場合,DBSや皮下注療法(®️ヴィアレブ),LCIG を検討する
視床下核 STN 刺激術:Levodopa減量作用により間接的にジスキネジアを抑制する
淡蒼球内側 GPi 刺激術:直接的なジスキネジア抑制効果がある
1)
冨山 誠彦, Levodopa誘発ジスキネジアの病態機序と治療,
神経治療学, 2020, 37 巻, 4 号, p. 517-520