交絡因子 C を調整後の X-Y 因果効果がたとえばリスク比 2.0 であれば,E-valueの点推定値は 2+√2 = 3.4
このとき,未調整交絡因子 U と X,Yとの関連が「Cを調整した上でどちらも最低限 RR 3.4以上であれば,上記の RR 2.0 を 交絡 U だけで説明されうる」という意味になる(必ずしも説明されないこともある)
逆にこれより弱い交絡では,未調整交絡のみで上記の関連を説明できないことになる
つまり E-value が大きければ大きいほど robust
VanderWeele TJ, Ding P. Sensitivity Analysis in Observational Research: Introducing the E-Value. Ann Intern Med. 2017;167(4):268-274. DOI, PMID:28693043