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医師の留学パターンと時期

海外臨床医USMLE取得し米国でレジデントになるパターンが有名.日本で初期研修〜専攻医研修程度までは済ませてから留学する人が多い(?).タイミング次第だが準備はかなり早く必要で,最低3年程度の準備期間は要する(と聞く).
修士課程進学日本で専門医を取ったあたりくらいで検討する人が多い.メジャーなのは公衆衛生領域(MPH)での1-2年留学.博士留学や海外臨床医までの繋ぎ(修士とりながら現地で就活する)とするパターンも.基本的に入学ハードルはさほど高くないが,卒業するまでしっかり履修することはそれなりに大変.
博士課程進学基本的には非常に狭き門.日本と違い海外の Ph.D. は非常に競争的な選抜社会で,1教室毎年1人取るかどうかというところが多い.1,2回落ちるなどは当たり前.大抵は給料も出る(その教室のグラントから).一般的に recommendation letter 3通必要とされコネも重要.確実性を高めるには修士留学で現地入りしてコネを作っておく等のワザも大事,らしい.その時点での出版論文数も見られる.なにせ英語ネイティブと席を奪い合うため,英語能力としても要求されるレベルは極めて高い.
短期(交換)留学忙しい臨床医が直接博士課程にアプライするよりは医局のコネを使える点で遥かに現実的.英語の要件も直接現地の博士課程に入るより緩いことが多い(ネイティブと席を奪い合わないため).また募集は少ないが Joint degree program という裏道的な制度も.日本の博士課程に入っておきながら現地に1〜2年程度留学し共同学位を受け取ることができるためおトク.JDPで取得できる医学系博士は京都大,東京医科歯科大,名古屋大,長崎大(熱帯医学・グローバルヘルス)など.修士課程でも設立している大学はある.詳細はJDP協議会
ポスドク医局のコネや博士論文などの業績を元に直接交渉しポストを得るパターン.学振とって奨学金のみで留学し現地で数年タダ働きというパターンも多いが,交渉次第では現地で給料を得ながら生活も可能.割と年齢が高くなってからにはなるため家庭面などでやや心理的ハードルは上がる.

要求される英語レベル