目次
STROBE 声明
Title & Abstract
Introduction
Methods
Results
Discussion
Other information
STROBE 声明
目次
STROBE 声明
Title & Abstract
Introduction
Methods
Results
Discussion
Other information
The
STROBE checklist
is distributed under the terms of the Creative Commons Attribution License CC-BY
観察研究を書くとき,後からチェックリスト提出を求められると非常に大変なので最初からこの形式に則って情報を集めておく。
さらに遡って,倫理申請の時点からこのチェックリストを念頭に書いておく
と良い
Title & Abstract
(1a) 試験デザインを「一般に用いられる用語」で明示する
(1b) Abstract:研究で行われたことと明らかにされたことについて十分な情報を含むバランスのよい要約
Introduction
(2) Background,Rationale:科学的背景と論拠を説明する
(3) Objective:特定の仮説を含む目的を明記する
Methods
(4) Study design:研究デザインの重要な要素を論文の冒頭部分で示す
(5) Setting:セッティング,実施場所を示す.
基準となる日付については,登録・曝露・追跡・データ収集の期間を明記
(6)Participant:
(6a) 患者選択
Cohort:適格基準,参加者の sources,選定方法を明記.追跡方法について明記する
Case-control study:適格基準,参加者の sources,caseとcontrolの選定方法,選択根拠を示す
Cross-sectional study:的確基準,参加者の sources,選択方法を示す。
(6b) マッチング研究の場合,マッチング基準,各群の人数を記載する
(7) Variable:すべてのアウトカム,曝露,予後因子 predictor,潜在的交絡因子 potential cofounder,潜在的な効果修飾因子 effect modifier を明確に定義する。該当する場合は診断方法を示す。
(8) Data source:関連する各因子について,データの source,測定・評価方法の詳細を示す。2群以上ある場合には,測定方法の比較可能性を明記する。
(9) Bias:潜在的なバイアスに対応するためにとられた措置はすべて示す
(10) Study size:研究サイズがどのように算出されたか説明する
(11) Quantitive variable:量的変数の分析方法を説明する。該当する場合,どのグルーピングが選ばれたか記載する
(12) Statistical method:
(12a) 交絡因子の調整に用いた方法を含め,すべての統計学的方法を示す
(12b) サブグループと interaction の検証に用いたすべての方法を示す
(12c) 欠損データをどのように扱ったか説明する
(12d) 該当する場合
どのように missing data を扱ったか示す(Cohort)
ケースとコントロールの matching をどうおこなったか示す(Case-control)
サンプリング方式を考慮した分析法について記述する(cross-sectional)
(12e)あらゆる感度分析 sensitivity analysis の方法を示す
Results
(13) Participant
(13a) 研究の各段階における人数を示す(潜在的な適格者数,適格性が調査された数,適格と確認された数,研究に組み入れられた数,フォローアップを完了した数,分析された数)
(13b) 各段階での非参加の理由を示す
(13c) フローチャートによる記載
1)
を考慮する
(14) Descriptive data:
(14a) 参加者の特徴(人口統計学的,臨床的,社会学的特徴)
2)
と曝露や潜在的交絡因子の情報を示す
(14b) それぞれの変数について,データが欠損した人数を記載する
(14c) コホート研究:追跡期間を平均および合計で要約する
(15) Outcome Data
Cohort: アウトカム事象の発生数や summary measure の数値を経時的に示す
Case-Control: 各曝露カテゴリーの数,または曝露の summary measure を示す
Cross-sectional: アウトカム事象の発生数または summary measure を示す
(16) Main result:
(16a) 未調整の推定値と,該当する場合は交絡因子での調整後の推定値,それらの精度(95%CIなど)を記述する。どの交絡因子が,なぜ調整されたかを明確にする。
(16b) 連続変数がカテゴリー化されているときは,カテゴリー境界[category boundary]を報告する
(16c) relevant な場合は,相対リスクを,意味をもつ期間の絶対リスクに換算することを考慮する。
(17) Other analysis:
その他に行われたすべての分析(サブグループと相互作用の解析や感度分析)の結果を報告する。
Discussion
(18) Key result:研究目的に関しての鍵となる結果を要約する
(19) Limitation:潜在的なバイアスや精度の問題を考慮し,研究の限界を議論する。潜在的バイアスの方向性と大きさを議論する。
(20) Interpretation:目的,limitation,解析の多重性,同様の研究で得られた結果やその他の関連するエビデンスを考慮し,慎重で総合的な結果の解釈を記載する。
(21) generalizability:研究結果の一般化可能性(外的妥当性 external validity)を論じる
Other information
(22) 研究の資金源,本研究における資金提供者 funder の役割を示す。
該当する場合には,現在の研究の元となる研究 original study についても同様に示す。
1)
よくあるFigure1のコンソートダイアグラム
2)
いわゆるTable1