目次

DISH

Resnickらの診断基準

  1. 4椎体以上の前外側面に flowing と形容されるなだらかな石灰化・骨化が連続
  2. 椎間板高が比較的保たれており,椎間板に vacuum phenomena や終板骨骨化など顕著な変性がない
  3. 椎間関節の骨強直や,仙腸関節のびらん・骨硬化・骨性癒合がないこと

強直性脊椎炎AS との比較

/ DISH AS
好発年齢 50歳以上 50歳以下
疼痛 まれ しばしば認める
HLA-B27保有割合 2-8% 90%
骨増殖 あり しばしばあり
仙腸関節びらん なし ほぼ認める
仙腸関節癒合 まれ ほぼ認める
前縦靱帯骨化 ほぼ認める まれ
後縦靭帯骨化 ほぼ認める しばしばあり

参考

1)
Radiology 119:559-568, 1976
2)
日呼吸会誌, 37(10): 823-828, 1999
3)
Rheumatology(Oxford) 46:1709-1711, 2007