PRES
1996年にHncheyらがNEJMで提唱した概念
1)
痙攣(ときにNCSE),意識変容,頭痛,視野障害などで発症する
後頭葉〜頭頂葉ほかの皮質下白質に可逆性の血管原性脳浮腫を認める.
両側頭頂葉∼後頭葉大脳白質を中心にT2WI,FLAIR高信号
症候は発症後2週間以内に回復する例が多い
画像所見の消退は臨床症候の改善より遅れることが多い
一部,不可逆的な脳障害をきたし重篤な神経学的後遺症を残す例,死亡例,再発例が知られている
原疾患として以下がある
高血圧症
細胞毒性薬物投与
敗血症
子癇・前子癇
多臓器不全
免疫抑制状態
腎障害
1)
N Engl J Med l996 ; 334 : 494-500